第141章

「転移陣を設置する。転移の最中に不用意に踏み込まなければ危険はないし、別に秘匿する必要もない。わざわざ人を付けて見張らせるほどでもない」

転移陣――チャーリーの脳裏に真っ先に浮かんだのは、魔法ギルドにあるあの転移陣だった。だが、彼が知るそれは直径2メートルほどの魔法陣で、見た目だけなら、ここまで広い場所を要するようには思えない。

疑問は胸の奥へ押し込み、チャーリーは恭しく言った。

「でしたら、広場の端がよろしいかと。城壁の上には常に兵が立っておりますし、広場も視界に入ります。あそこなら、特別に見張りを付けずとも、常に誰かの目が届きます」

アリシアは、城の正面広場という選択肢を最初から...

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